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最新の免疫療法

医者

リンパ球を増殖

がん治療に利用される免疫療法のうち、NK療法は比較的新しく開発されたもののひとつで、治療だけでなく予防や再発防止にも用いられています。NK療法では、まず患者から30ml程度の血液を採取し、その中のNK細胞と呼ばれるリンパ球を数億〜数十億個まで増殖させます。これを2〜3週間後に患者の体内へ戻し、NK細胞にがん細胞を攻撃させます。何回か繰り返して治療を行なう場合もありますが、入院の必要がないというメリットがあります。NK細胞は患者自身の体から採取するため、抗がん剤のような副作用の心配はありません。体力が弱っている患者にも適用することができ、転移していて治療が困難ながんにも効果が期待できる治療法です。

NK細胞の特徴

人間の免疫系は複雑で、まだ完全には解明されていないところがあります。がん細胞を攻撃する免疫細胞には、NK細胞の他にT細胞がよく知られています。T細胞は強い攻撃力を持った細胞ですが、特定の目印がある標的しか攻撃しません。がん細胞の一部は標的になる目印を隠すことができ、T細胞の攻撃を免れる場合があります。NK療法で使用するNK細胞は、生まれつき異物を攻撃する性質を持った細胞で、T細胞とは異なる標的を攻撃するため、樹状細胞療法など他の免疫療法が効かない患者に適用されます。これまでNK細胞は培養が困難とされていましたが、現在では培養技術が進歩し、以前より多くの医療機関でNK療法を受けられるようになっています。